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私たちのストーリー
私たちのストーリー
スタールは、信頼できる皮革用化学品および高機能コーティング剤を推進しています。日常生活で使用されるさまざまな素材の機能性・耐久性・快適性を高めることで、スタールの製品は持続可能な生活を実現します。イノベーションの推進と環境負荷の低減を長年重視し続けるスタールは、独自のサービスモデルと特別なソリューションを提供することでさまざまな産業に付加価値を提供しています。
企業概要
世界22カ国で1790人の社員が、持続可能な生活を実現する技術とプロセスの開発に日々取り組んでいます。
スタールの企業ストーリーを知る
1930年、スタールはハリー・スタールにより、米国マサチューセッツ州ピーボディに設立されました。折しも世界恐慌の真っ只中で事業を立ち上げるには難しい時代でしたが、スタールには家族の強い絆に根差したビジネスこそ責任ある繁栄を達成するという信念がありました。そしてそれは証明されました。スタールが設立した企業は覚悟と発想力、イノベーション精神、起業家精神、非凡な才能に支えられ、さまざまな産業に求められる化学品を提供しています。
皮革用仕上剤の開発が生み出す新たな市場
スタールが最初に手掛けた製品は、製革業を対象とした皮革用仕上剤でした。当時、皮革製品を保護・染色する仕上剤は製革業者自身が作製していましたが、スタールはより質の高い仕上剤の大量提供に成功。ハリー・スタールは隙間市場を特定していたのです。スタールの仕上剤工場によって皮革加工剤や染色剤のニーズが満たされ、アメリカの製革業者は質の高い皮革の生産と事業の拡大に集中できるようになりました。
世界の需要に応える海外展開
スタールは急速に名声を高めていきました。第2次大戦が終結すると、ハリー・スタールは息子のサムとルイスと共に米国から海外に事業を展開し始めます。世界中で皮革関連の化学品の需要が高まる中、ハリーと息子たちはそれに応えようとしました。1940年代後半から1950~60年代、さらに1970~80年代にかけてスタールは拡大を続け、機能性コーティング剤・仕上剤を扱う世界的企業に成長しました。
米国からオランダへ
1990年、スタールは本社をオランダのワールウェイクに移転しました。それは、高機能コーティング剤と皮革用処理剤の生産を新たな段階に推し進める画期的な始まりでした。1991年にウエットエンド皮革事業の買収と本格立ち上げた後、1992年に自動車産業向け皮革用水性仕上剤、1993年にハイブリッド樹脂を発売し、1998年には艶消皮革・合成繊維用にPolyMatte®シリーズを上市しました。
急速な発展とCSRの推進
2000年代に入ると、その成功はさらに加速します。2003年に自動車内装材用の軋み音を軽減するトップコートをローンチし、2004年にはPielcolor®もスタールの製品ファミリーに仲間入りしました。そして2006年に中国に生産拠点を開設し、食品パッケージ用多機能ポリマーのPicassian®を発売しました。こうして事業を拡大するたびに、ハリー・スタールが予見していたように、新たな機会とパートナーシップが生み出されていきました。それと同時にスタールは、事業を推進する新たな戦略的柱として「持続可能性」を打ち出し始めます。2011年にCSR戦略を策定、2012年に国連グローバルコンパクトに加盟し、2013年には持続可能性に配慮した革新的な製品として、原油由来の中間油の代わりに菜種油(20%)を基油としたバイオベースのPolyMatte®をローンチしました。
パートナーシップに基づく事業
同じ頃、「持続可能性」と両輪を成す重要な戦略的柱にも重点が置かれ始めます。それは「パートナーシップと連携」です。2014年、業界全体の持続可能性を高めるという挑戦的な目標に基づき、Stahl Campus®が設立され、成長を続けるグローバルな知識交流の中心として、サプライチェーン全体へのグッドプラクティスの普及に貢献しています。また、競合他社に先んじて顧客との連携を一層強化するため、ブラジル、インド、パキスタン、台湾、日本、中国に応用研究所を新設し、世界的なプレゼンスを高めています。さらにオランダ、メキシコ、イタリア、スペインにセンター・オブ・エクセレンスも開設しています。
未来の共創
スタールは独自の戦略とビジョンを掲げ、柔軟素材の表面加工とコーティングのために信頼できる化学ソリューションを提供しています。それにより、スタールはパートナーや顧客と共に毎日を共創する未来を信じ、前を向いて歩んでいます。まさにハリー・スタールが望んだように……。